コロナで家にいるから犬を飼おうと思ったら最低限考えるべき2つのこと
記事の概要
- コロナ禍で家にいることが増えたからと犬を飼おうと思ったら最低限これだけは考えるべきことを2点お伝えします。
- その1:犬を飼える環境であるか
- その2:犬を飼う金銭的余裕はあるか
コロナ禍で家にいることが増えてきたので、「犬を飼おう!」と考えるなら方も多いようです。一方、「やっぱり飼えない。。。」と捨てられる犬も多いとのこと。
この記事をご覧になったかた、今一度立ち止まり、以下をお読みいただけると幸いです。
私も犬を飼いたいなと思い、犬を飼うために覚悟すべきことを調べ、自問自答をしていました。検討の観点は様々かと思いますが、私が飼うことを決断するまでに検討した事項のうち「最低限これは検討すべき!」という事項をお伝えします。
その1:犬を飼える環境であるか
一口に「環境」といっても様々な観点があります。以下をご覧いただき全く問題ないと自信をもてないなら飼うことをおすすめしません。
☑ペット可の物件であるか
冷静になればペット不可の物件で飼うのはダメだとわかるのですが、犬を飼いたいという思いが強くなると「他の人も隠れて飼っているから」という非論理的な理由により自分を納得させる方がいらっしゃいます。言わずもがなですが、飼っていることがばれてしまったら引っ越さないといけないリスクがありますので冷静なご判断を。
☑同居の家族に犬アレルギーの人がいないか
家族全員のアレルギー検査を必ずしてください。内科(子どもの場合は小児科)で簡単に検査することができます。また、犬を触るとかゆくなる等の症状がある場合は健康保険が適用され、5000円です。
私は春先にくしゃみがとまらなくなり病院へ行ったところアレルギー検査することになり、ついでに犬アレルギーも調べてほしいと伝えたところ健康保険が適用されました。
なお、ご留意いただきたいのは検査結果が出るまでに1週間程度かかるので、余裕をもって受診することをお勧めします。
☑自分が飼えなくなっても飼ってくれる人がいるか
考えたくないことですが、自分が大きなけが等で飼育できなくなった場合にだれか引き取ってくれる人がいるかは大切です。理想的には自分が飼えなくなっても家族が飼うという環境ですが、一人暮らしの方はご実家等で万が一の際は飼ってもらえるかを確認しておく必要があります。
☑家族全員の同意を得ているか
家族は反対している場合、「自分が世話をするから大丈夫」と考えてしまうことがあると思いますが、家族である以上、まったく迷惑をかけないのは不可能です。犬が吠えることもあると思います、自分が不在中にすこしお世話をお願いすることもあると思います。犬を飼うというのは家族が増えることと考えて、「家族全員の同意」を必ず取り付けましょう。
家族とは、同居の家族に限りません。犬に何かあった際に迷惑をかける可能性のある方すべてです。たとえば、実家の近くに住んでいる方は実家の家族にも犬を飼うことを伝え同意をとっておいたほうがよいです。
一人暮らしの方も一つ上でお伝えしたように何かあった際にはご実家に頼ることもあると思いますので、「一人暮らしだから不要」と思わず、犬を飼うことで影響を与えそうな方を想像して対応してみたください。
その2:犬を飼う金銭的余裕があるか
犬を飼うためには食費、消耗品費、医療費等様々な費用がかかります。生活を豊かにするために犬を飼い始めて、金銭的に余裕がなくなるのは本末転倒なので、かかる費用をしっかり認識して生活設計をしてみてください。
☑400万円の費用を犬のために使えるか
私調べでは生涯犬(小型犬)を飼うためには最低約400万円の費用がかかる見込みです。(詳細はこちらの記事をご覧ください。)
「贅沢させなければそんなにかからないだろう」と考えて飼い始めると思ったよりお金がかかることにギャップを感じます。
ただ、これは生涯(15年)でかかる費用ですので一括で用意できなくても大丈夫です。ただし、平均2万ぐらいと思っていると病気などで突発的に多額の費用がかかることもあるのである程度、犬用にお金を確保することをおすすめします。
ほそく:お金で解決できるため記載しなかった考えるべき事項
考えるべきことが2つしかないのは実は、ほかの事項はお金で解決できるからです。そのため、そこまで金銭的余裕がない、自分で解決したいという方は以下の事項も検討する必要があります。
☑無駄吠え、無駄噛み等の問題行動を起こしても愛せるか
犬は大変頭のいい生き物なのでしつけ次第で、いい子にも悪い子にもなります。、しつけといっても素人には難しい面があり、本でいくら勉強してもうまくいかないこともあります。
私が昔飼っていた犬は問題行動満載で、しつけにとても悩みましたが、しつけ教室に通って解決しました。そのため、問題行動を起こした場合、ドッグトレーナー費用(約10万円)を用意できるならこの事項は悩まなくてもよいかと思います。
☑行動が制限されることを我慢できるか
犬を連れていける場所は思ったより少ないです。ペット可のホテルは最近増えてきましtが、ペットを連れていける施設(場所)はいまだ少ないです。そのため、犬を飼う以上、気軽に旅行に行く等はできないことを覚悟する必要があります。
ただし、ペットホテル(小型犬:約4000円/日)はたいていの場所にはあるので、旅行の際にはペットホテル代も余分にかかることが許容できるのであればこの事項は悩まなくてよいかと思います。
または、家事代行サービスを利用して、不在中にスポットで世話をしてもらうこともできます。
いざというときのためにあらかじめ探しておくとよいと思います。
☑介護のために家を離れられなくなるっても大丈夫か
犬も年を取ると介護が必要になることがあります。寝たきりになった場合は褥瘡ができないように体位を定期的に変える等人と同じぐらいの介護が必要になることがあります。(人より体重が軽いので体力的な負担は少ないです。)そのため、家を空けられず随時、常時介護を強いられることがあります。
ただし、そこまで介護が必要となった場合には老犬ホーム(小型犬:約50万円/年)を利用する方法がありますので、万が一の場合は、当該施設を利用することでこの事項は悩まなくてよいかと思います。
まとめ
犬を飼うために考えないといけないことは考え方により様々ですが、最低限下記の2つを考えれば大丈夫かと思います。
①犬を飼える環境であるか ②犬を飼う金銭的余裕があるか
最低のケースを想像すると犬を飼うことがどんどん怖くなると思いますが、最低限をクリアできたら考えすぎないということも検討してみてください。